コクゾウムシ
コクゾウムシは、穀類の害虫としてよく知られています。
通常の気温条件では、1世代に約1〜2ヶ月を要します。冬には成虫で戸外の物の下や石の裏側などに潜伏します。 春に気温が15℃以上になれば、越冬場所から這い出して庫内に入り、穀物に孔を開け、そこに卵を産み付けます。
孵化した幼虫は穀粒内のデンプンを食べて成長します。3回脱皮し、蛹化し、羽化成虫となり、2日位して穀粒内から脱出します。
当初は、赤褐色ですが、次第に黒褐色となり産卵を始めます。

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ノシメマダラメイガ
ノシメマダラメイガは、ノシメコクガまたはマメマダラメイガとも呼ばれ、熱帯地方に多く、わが国には、戦後、外米の輸入とともに侵入したものです。
現在では、全国的に各種の食品(穀類をはじめ、乾燥した果実、野菜、小麦粉などの穀粉、第二次加工品の菓子類、木の実、チョコレート、鳥のえさなど)を加害し、広く一般に知られています。
とくに食害は大きくありませんが、商品性を著しく損傷させることでは、ガ類の害虫の中では第一位とされています。
通常、年間3〜4回の世代を繰り返します。 老熟した幼虫態で薄い繭の中で越年し、翌年の春に蛹化、羽化して発生を繰り返します。

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